購入前に知りたい!分譲マンションの管理組合とその役割とは

公開日:2023/09/15

管理組合

分譲マンションを購入したいと考える方もいるでしょう。しかし、何もわからずに購入すると入居後にトラブルになる可能性があります。分譲マンションの購入を考えている方にとって、管理組合についての理解は重要です。購入前に管理組合とその役割について知ることで、入居後のトラブルを未然に防ぐことができます。

分譲マンションの管理組合とは

管理組合とは、分譲マンションの所有者が所属する団体であり、共有部分や敷地の管理を担当しています。分譲マンションでは、区分所有法という法律によって各住戸が独立していますが、入口やエントランスなどの共有施設が存在するため、それらの管理を行う団体を形成することが義務付けられているのです。

管理組合は、住民の意思を確認するための総会やマンション内での業務を遂行する理事会などによって運営されます。これは町内会と同様の仕組みです。分譲マンションでは入居者の入れ替わりが比較的少ないため、購入者は管理組合に所属することになります。

購入者はマンションの所有権を取得した時点で管理組合の一員となり、自発的に参加することが求められるのです。一度所属すると、拒否したり脱会したりすることはできません。ただし、マンションを売却する際には管理組合から脱会することが可能です。脱会はマンションを手放したときに行われます。

管理組合の役員は何年務めなければいけないか

管理組合の役員の任期は一般的に1〜2年程度ですが、マンションによって異なる場合もあります。役員の選出は管理組合の総会において行われ、役員には理事会の理事や監事など、管理業務を担当するポジションが含まれるのです。

役員の選出方法は、立候補や順番による選出が一般的です。とくに新築マンションでは順番制がよく採用されています。これは、入居者間の公平性を保つための方法です。ただし、マンションごとに異なるルールが存在するため、組合員と相談しながら柔軟に対応することが重要でしょう。

役員の任期中に組合員とのコミュニケーションを取るためにも、管理組合の総会への出席は重要です。役員になる可能性がある場合でも、購入直後に組合員となります。その時点で役員に選出される可能性もありますが、組合員と協議することで適切な対応が行われるでしょう。

管理組合はなぜあるの?管理組合の役割

管理組合は、分譲マンションにおいて共有部分や施設の管理を担当するために設立されています。区分所有法によって管理組合の設立が義務付けられているのは、住民の共通の利益や安全を確保するためです。

管理する範囲と業務内容

管理組合の範囲と業務内容は次の通りです。まず、エントランスや廊下などの共有部分を管理します。マンションに付属する屋上やスポーツジム、リラグゼーションサロン、美容院などの施設も維持管理の対象です。次に共有部分の清掃やゴミ捨てのルールの定めなど、日常的な管理業務を行います。

さらに、マンションの設備や消防設備の補修工事や定期的な点検を行い、マンションが安全で快適に使用できる状態を維持。管理組合は、業務に関連する費用の集金や予算管理を行います。これらの業務により、管理組合はマンションの共有部分や施設の適切な維持管理を行い、入居者の安全と快適さを確保するのです。

また、設備の補修や会計業務の適切な管理により、マンションの価値を維持し、入居者の負担を軽減する役割も果たします。

管理組合が機能しない場合

管理組合が機能しない場合はどうなるのでしょうか。ゴミ捨てや清掃などが行われず、日常のマンション管理がされないため、環境も悪くなっていきます。設備の補修工事もされないので、事故が発生するリスクも高くなるでしょう。

修繕の時期を先延ばしすることで修繕費が高くなる可能性もあり入居者が負担しなければならないなどトラブルの原因になりかねません。メンテナンスされていない共有部分があるだけでマンションの価値が下がりイメージも悪くなります。大きなダメージとなり損失となってしまうでしょう。

管理組合の議事録を閲覧

管理組合の議事録を閲覧することで、管理組合の運営状況を知ることができます。特に新築以外のマンションでは、既に管理組合が存在しているため、議事録を確認することで業務内容や取り組みを把握することができます。

まとめ

分譲マンションでは、区分所有法によって管理組合という団体が定められています。管理組合は、マンションに住む全ての入居者が組合員となる団体です。管理組合の主な役割は共有部分の維持管理やゴミ捨てのルールなどを共有すること。

これにより、入居者は快適に過ごすことができ、マンション自体の価値も維持されます。分譲マンションを購入する際には、管理組合の存在を事前に知ることが重要です。業務の詳細は議事録に記載されており、契約前に開示してもらうことができます。

分譲マンションを検討している方は、実際に管理組合が機能しているかを確認するために、この記事を参考にしてみることをおすすめします。

【大阪】おすすめの不動産会社ランキング

イメージ1
2
3
4
5
会社名住商ホームSEIMUホームプラウデストレジデンス城東三和プランニングセンチュリー21
特徴低価格で高品質な家をライフスタイルに合わせて設計してくれる設計士や住宅ローンアドバイザーが在籍しており、プロの方に相談できる不安を一つひとつ解消できるよう努めている施工や土地探しなどトータル的に住まいづくりをサポートしてくれる最大70%の揺れを軽減可能な地震に強い家を建てられる
詳細リンク

おすすめ関連記事

サイト内検索
不動産会社関連コラム