不動産の契約時に発生する「手付金」とは?相場やなぜ現金なのか解説

公開日:2023/10/15  

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手付金は不動産取引においてよく聞く言葉の一つです。では具体的に手付金とはどのようなもので、どのような役割を持つものなのでしょうか。ここでは不動産契約時に発生する「手付金」とは何か、手付金の必要性と支払うタイミング、手付金の相場と返ってくるタイミングについて解説していきます。

不動産契約時に発生する「手付金」とは?

不動産契約時に発生する「手付金」は、その名の通り購入したい不動産に手を付けるためのお金です。買主の購入の意思表示とともに売主、買主の契約における誠意ある行動を担保するためにあるものになります。

不動産取引においてはほとんどの場合に用いられ、日常的に目にする手法と言えます。支払いは現金となり、倒産、信用リスクなどからローンでの支払い、クレジットカードやその他の電子的なものでの支払いは一般的ではありません。

手付金の必要性と支払うタイミング

上記の通り、一般的に用いられている手付金ですが、不動産取引において手付金は必ずしも必要なものではありません。双方が合意すれば手付金なしで契約することも可能です。

というのも、契約が成立すれば、手付金は代金の一部に充当することが多く、お金のことだけを考えれば手付金を設定することは「二度手間」と言えますし、その分取引に時間がかかることになります。

なかには、「手付金を用意するのが煩わしいのでいらない」「多額のお金を持ち歩くのは嫌なので手付金はいらない」と考える方もいるのでは無いでしょうか。では、なぜ手付金は必要とされ、多くの場面で用いられているのでしょうか。そもそも手付金は民法557条で規定されているものです。

この内容を要約すると手付金を用いる不動産取引において「買主の都合で契約を解除する場合は、手付を放棄することで契約を解除できる」「売主の都合で契約を解除する場合には手付の2倍の金額を買主に支払うことで解除できる」とあります。どちらも実行するとしたら大きな損失ですよね。

しかし、そうでなければ手付金の意味がないのです。もし、手付金が無かったり、手付金の金額が少なかったりすれば、簡単に契約を解除できてしまいます。そうなれば、相手方は契約するつもりでいたのですから、そこにかけた労力や時間が無駄になってしまいます。

このようなことが世の中で横行すれば、取引の円滑な進行、取引の信用性が大きく損なわれることになります。これを防ぐために民法では手付金の規定を設けているのです。つまり、お金の力を利用して、身勝手で誠意のない人間を取引の場から排除することを目的とした規定なのです。

手付金の支払いは契約前または契約時になります。ひとまず手付金を支払い、双方相談の上引き渡し日を調整していくというのが一般的な作業になります。その性質上、契約後に支払っては意味がないのは、上記の記述から分かりますよね。

手付金の相場と返ってくるタイミング

手付金は売買金額の20%以上を設定することが民法で禁止されています。実際には売買代金の10%ほどが一般的で、双方の合意のもと決定されます。上記の通り手付金は多過ぎても少な過ぎても意味をなさないものなので、「ちょうどいい金額設定」である事が重要なのです。

手付金が返ってくるということは、取引が成立しなかったことを意味します。上記の通り、売主の都合による解約は売主が手付金の2倍の額を支払うことで成立します。買主からすれば、買主が払った手付金と、売主が支払ったお金が買主の手元に渡ることになります。

これを「返還」と考えるかは考え方次第ではありますが、実質上返還と言って差し支えないでしょう。契約書の特約規定で、手付の返還についての項目を盛り込んでいる場合も返還される可能性があります。

不動産取引では「住宅ローンが通らなかった」「未曾有の自然災害が起こった」「国の根幹が変わる政変が起こった」などがあった場合、手付金は無利息で返還され、契約は解除される旨の文言を盛り込む事が一般的です。

これらは「通常の注意義務では予想できない」という前提に立つもので、これらの事情を考慮せずに契約が実行されてしまうと、さまざまな問題が起こってしまいます。その典型例がローンで、仮にローン審査に通らなかった場合、買主は不動産を購入する資力がないことがほとんどです。

そうなった場合、売主に購入代金が支払われず、取引は宙に浮いた状態になってしまいます。さらに手付金が返還されないとなれば、トラブルは混迷を極めることになるでしょう。これを防ぐために「通常の注意義務では予想できない」事態が発生した場合については、手付の返還と契約の解除がセットで盛り込まれることになるのです。

まとめ

不動産契約時に発生する「手付金」とは何か、手付金の必要性と支払うタイミング、手付金の相場と返ってくるタイミングについて解説してきました。不動産取引において日常的に耳にする手付金はトラブル回避と誠実でスムーズな取引を担保するうえで不可欠なものである事がわかりましたね。手付金の役割を理解し、取引に望む事で取引もスムーズに進む事でしょう。

 

 

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