屋上のある暮らし!屋上付き住宅のメリット・デメリットとは
最近では、屋上がある住宅も増えています。屋上のある暮らしに憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。この記事では、屋上があるメリットやデメリット、注意点について紹介します。また、長く快適に屋上のある暮らしをするためのポイントも紹介します。屋上付き住宅に興味がある方は参考にしてみてください。
屋上があるとどんなメリットがあるのか
屋上付き住宅に住むとどのようなメリットがあるのでしょうか。
アウトドアを楽しめる
屋上があれば自宅でアウトドアを楽しめます。夏場はプールを置いて遊んだり、ドッグランとして活用したりさまざまな使い方ができます。小さなテントを張ればキャンプを楽しむこともできるでしょう。小さな子どもがいる場合は、外へ出かけるよりも自宅の方が安心して楽しめるのではないでしょうか。
洗濯物を干せる
洗濯物を干す場所としても利用できます。家族分の布団を一気に干すことも可能です。庭やベランダの場合、周囲からの目線が気になることもあるでしょう。屋上ならばプライバシーを確保できるので、周囲を気にせず洗濯物を干せるのです。
屋上庭園を造れる
庭付き住宅を考える人も多いですが、庭の土地代で屋上を造る選択肢もあります。また、敷地内に庭を造れないこともあるでしょう。ガーデニングだけでなく、野菜や果物などを育てることも可能です。人工芝を設置して庭造りをしてみるのもよいかもしれません。
眺望が楽しめる
海が見える場所や景色のよい場所ならば、屋上からの眺望を楽しめるでしょう。近くで花火大会が開催されるような場所であれば、家族だけでゆっくり花火を見ることも可能です。天体観測などの趣味を楽しみこともできるでしょう。
デメリットや注意点も要チェック!
屋上付き住宅を建てるにはデメリットや注意点もあります。家を建てる前に、しっかりチェックして理解しておきましょう。
水が溜まりやすい
屋上を設置するには、屋根は陸屋根にする必要があります。陸屋根は平らな形状のため、雨が降ると水が溜まりやすいのです。そのため、あらかじめ防水対策をしなくてはいけません。
短期間に大量の雨が降ると排水能力を超えてしまうことも考えられるので、排水溝を複数設置するなどの工夫が必要です。さらに排水溝が詰まらないようにこまめな掃除することも忘れてはいけません。
プライバシーの配慮が必要
安心安全に屋上を利用するには、プライバシーへの配慮も必要です。自宅よりも高い位置に住宅がある場合には対策をしましょう。視線対策には、オープニングテントや格子状の柵を設置するとよいでしょう。
家の価格が高くなる
屋上付き住宅を建てるには、頑丈な造りにしなくてはいけないのでその分費用がかかります。雪の多い地域では、雪が積もることを想定して家を建てなくてはいけません。防水工事や排水設備も設置する必要があるので、通常の住宅と比べると価格は高くなるでしょう。
長く快適に過ごせるようにするには
屋上付き住宅に長く快適に過ごすためには、押さえておきたいポイントがあります。
定期的なメンテナンスが必要
安全に利用するためには、定期的なメンテナンスが必要です。屋上に雨水が溜まった状態が続いてしまうと腐食の原因となります。建設時には徹底した防水対策を行いましょう。
排水溝に葉っぱやゴミが溜まっていると水が詰まってしまうためこまめな掃除が必要です。さらに、フェンスを設置した場合は傷みがないか定期的にチェックしましょう。
周辺環境に注意する
住宅の周辺に森林や畑などがあると、ほこりや葉っぱなどが飛んでくることもあるでしょう。その場合は、こまめな掃除と排水溝が詰まっていないか定期的に確認する必要があります。
また、住宅街の場合は、騒音やバーベキュー時の煙などで周囲からクレームが来てしまう可能性もあります。周辺環境がどのような状態なのか、建設前に確認しておくと安心です。
住宅メーカーを選びが大切
住宅メーカーを選ぶ際には、屋上付き住宅に携わった実績があるメーカーを選びましょう。屋上付き住宅を得意としている住宅メーカーならば、独自の工夫がされていたり保証が用意されていたりする場合が多いのです。
資料請求をしたり住宅展示場に足を運んだりするなど、慎重に住宅メーカーを選ぶようにしましょう。
安全面に配慮する
屋上を安全に使用するために、必ず落下防止対策をしましょう。フェンスや柵を設置し、子どもやペットが登ってしまわないように対策することも重要です。フェンスや柵は安全面に配慮した高さを選びましょう。
また、子どもが登ってしまうような荷物を置かないことにも注意しなくてはいけません。
まとめ
屋上付き住宅を建てるメリットやデメリットを紹介しました。屋上があると家族でアウトドアや屋上庭園を楽しめるでしょう。子どもやペットがいる家庭ならば、遊び場として活用することも可能です。
しかし、屋上付き住宅を建てるには、防水対策や定期的なメンテナンス、プライバシーへの配慮など、注意しなくてはいけないポイントもたくさんあります。屋上のある暮らしを実現させるためには、メリットやデメリットを考慮しながら検討してみてください。