コロナ禍で家を買うのはアリ?ナシ?不動産購入のベストタイミングとは

公開日:2022/04/01   最終更新日:2022/04/27


コロナ禍では社会情勢や経済状況も通常時と大きく異なり、先行きの見通しが立てにくいものです。この状況下で住み替えの検討を行うときに、賃貸と新居購入では将来的にどちらがよいのでしょうか?また、不動産を購入する場合のベストなタイミングとはいつでしょう。…今回はそんなテーマについてお話いたします。

コロナ禍で賃貸の家賃は安くなると予想されていた

コロナ禍で在宅勤務というワークスタイルの普及が加速しました。テレワークの経験者は全国平均で48%以上になるといわれています。テレワークについて「プライベート時間が充実した」「通勤ストレスがなくなった」など肯定的な意見も多く、ロイター企業調査によると「コロナ後でもテレワークを継続する」と回答した企業は約8割を占めました。

通勤不要なリモートワークが普及することで、住居を限定する必要がなくなり、なにかと密な都会からのびのびした地方へと移住を希望する「コロナ移住(リモートワーク移住)」が増えた一方で、2020年12月には東京23区にある賃貸物件は全面積帯で前年同期の家賃を上回るという現象も発生しています。

また神奈川県や千葉県でも、面積70m2以上のファミリー向けマンション家賃は過去5年間での最高値を記録しました。東京カンテイ(不動産データサービス会社)による三大都市圏・同圏域の主要都市を対象とした「賃料月別推移」では、賃料自体の値下がりがないことを示しています。リモートワークできない職種の単身赴任者などが、コロナ移住によって空いたファミリー向けの賃貸住宅に、地方から家族を招き住み替えを行っていることが要因のひとつです。

このことから都心の魅力の高さと人気の根強さがうかがえます。そのため、コロナ禍では賃貸に空きが増え、家賃が安くなるだろうという予想に反して、ファミリー向けの物件は家賃が値上がりしている状態です。また、ファミリー向けの面積帯ではない狭い面積帯の物件に関しても、コロナ禍が収束した後は、再び需要が高まることで賃料が上がる可能性は高いとされています。このことから、今の状況下で住居用住宅を購入することは悪くない選択です。

不動産は今買うべきなのか?

不動産は今買うべきかどうかを判断する場合、購入する不動産の種類(中古・新居、マンション・一軒家など)の条件にもよりますが、購入と賃貸にかかる費用の支出額を比較するのもひとつの手です。まずは予算から購入可能な物件価格を設定し、毎月支払う家賃・ローン返済額を求めます。マンションの場合は管理費・修繕積立などがかかることに注意しましょう。

また、マンション・一軒家ともに税金や保険料、メンテナンスやリフォームなどの費用もふまえて購入可能価格を設定します。予算を決めるうえで、将来の収入の見通しは重要です。職種によってはコロナの影響を受けて収入減の可能性もあるので、慎重にシミュレーションを行いましょう。住宅ローンは現在、超低金利な状態にあるため、購入しやすいタイミングといえます。今はオンラインサービスに対応する不動産サイトも多いので、家にいながらWEBの無料相談などを活用した物件探しや資金シミュレーションが可能です。

ちなみに購入と賃貸の支払総額は、住む期間が長いほど差がなくなり、最後は家賃のかからない購入派が有利になる傾向があります。また、不動産を購入する場合、賃貸より総住居費が高くなった場合でも資産として「家」が残るため、将来の資産形成という意味では、不動産購入の方に軍配が上がりそうです。

自分の収入や生活を考えて買うタイミングを決めよう

不動産価格は社会情勢や経済状況、需給バランスなどが複雑に絡み合って変動するため一手先を読むのが難しいものです。大きな買い物であるだけに、いつ買うのがベストか迷うのは当然です。家を購入するにあたって、まずは自分にとっての優先事項をはっきりさせることが肝心です。

また、購入の予算や動機を振り返り、本当に必要であると判断したタイミングで購入することをおすすめします。購入する不動産を将来的に手放す予定であれば、あらかじめ売却する時のことを念頭において選ぶことも大切です。売却するときに資産価値が見込める場合、余裕を持って住み替えることが可能です。一般的に資産価値が高い要因として、人気エリアであること、交通利便性がよいこと、周辺環境の利便性が高いこと、景観や日当たりがよいこと、安全性がよいことなどの他に、再開発や新駅の予定地であるなど将来性があることも挙げられます。

これら複数の要因を総合的に判断することは難しいため、実績のある不動産会社にアドバイスを求めることがおすすめです。現在すでに持ち家があり、住み替えを考えている場合には大まかな売却価格をあらかじめ確認しておくことで、資金計画の中に組み込みやすくなり新居購入がしやすくなります。不動産購入時は、自分の収入やライフスタイルを考えて買うタイミングを決めることが大切です。

 

コロナ禍の今、家族での住み替えをお考えの場合、賃貸と購入のどちらがよい選択なのか悩ましいところです。2022年2月の時点では都心の賃貸マンションは人気が高く、賃料は値上がり気味です。家の購入を検討される場合には、現在住宅ローン金利が低いため、悪くないタイミングといえます。賃貸でもマイホームでも、住居は目的と予算に見合い、快適な環境で過ごせることにポイントを置いて検討することが大切です。

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