不動産購入時についてくる仲介手数料って何?安くなるってホント?

公開日:2022/06/15


不動産購入時には、土地代や建物代以外にも諸経費がかかります。諸費用のなかで、大きな割合を占めているのが仲介手数料です。場合によっては、この仲介手数料だけで100万円を超えることもあります。安く済ませる方法があるなら、実践したいですよね。今回は、そんな不動産購入時の仲介手数料についてご説明いたします。

仲介手数料とは

不動産購入時には、建物と土地の代金以外にもさまざまなコストがかかります。仲介手数料はそんな諸経費のうちのひとつです。「不動産を購入したい」と思った買主は、売主を探す必要がありますが、個人の力で物件を探したり取引したりするのは限界がありますから、一般的には不動産会社に仲介を依頼することになります。仲介手数料は不動産を購入する時に、売り手と買い手の間で契約が成立した際に発生する、仲介活動への成功報酬です。

この金額には仲介業務として、物件の紹介や現地案内、契約条件の調整や契約書類の作成、事務手続きなどの代行費などが含まれます。仲介手数料には下限額が設定されていないので、上限額以内で不動産会社が自由に決めることができます。仲介手数料は不動産会社の主な利益でもあるので、だいたいどこの会社でも上限額が設定されています。宅建業法で定められている仲介手数料の上限額は、売買価格が税込み400万円を超すときには料率(税抜)3%、200万円超400万円以下の場合は4%、200万円以下のときには5%となっています。

不動産を購入する場合には、一般的には400万円を超えるケースが多いため、手数料を計算する場合には「購入金額×3%+6万円」の速算式を覚えると便利です。計算式の6万円は、単純に3%で計算すると正確にできないための調整額です。同様に400万円未満の物件の場合には「購入金額×4%+2万円」で計算できます。仲介手数料は消費税の課税対象のため、増税による影響を受けます。つまり物価が高くなるにつれ、増税による差額が大きくなるということです。消費税増税の影響を考えた場合、仲介手数料が少しでも安くなればありがたいですよね。

仲介手数料を割引・無料にする不動産会社もある

不動産購入時に仲介してくれる会社へ支払う手数料を抑えることができたら、その他の項目にお金をかけることができます。条件によっては、仲介手数料を割引や無料にしてくれる不動産会社も存在します。その主な仕組みとして「両手取引」が挙げられます。不動産会社が不動産の売買仲介を行う際に、取引が盛んな会社の場合は、売主と買主の両方の依頼を受ける場合があります。この両方の依頼が同時に成立する取引を「両手取引」と呼びます。

両手取引では不動産会社は売主側と買主側の両方から仲介手数料を受け取ることができます。仲介手数料が無料になる仕組みは「両手取引」において、片方(売り手)からのみ仲介手数料を受け取るという構造で成り立ちます。不動産会社としては、買主に対して仲介手数料を割引・無料にすることで「仲介手数料がお得です」と売り込むことができ、買主は「ほかの不動産会社に比べて経済的」「良心的な不動産会社だ」と好印象を抱き、契約が成立しやすくなるメリットがあります。

両手取引による割引・無料化ケース以外に、広告費用を削減するなどの企業努力で仲介手数料の割引・無料化を実現している不動産株式会社もあります。また、高額物件であればその分、仲介手数料の割引がされやすくなる傾向もあります。仲介手数料が安く抑えられることは魅力的である一方、不動産会社のサービスの質が低下したり、売主側に有利な条件で交渉が進められたりなど、場合によっては買い手にとって、デメリットが発生し得ることも留意しましょう。仲介手数料は、不動産会社にとって貴重な収入源です。割引や無料になる場合には、引き換えになるデメリットが存在する可能性があります。不動産購入時には、それらのリスクに関する知識を身に着けて臨むことで、納得のいく取引に導きやすくなります。

仲介手数料以外に必要になるお金はある?

不動産の売買時にかかる諸経費として、仲介手数料以外にも、手付金、印紙税や登記費用、住宅ローン経費、不動産取得税、火災保険料、水道加入負担金、引っ越し代金などがかかります。また古家つき土地などを購入した場合には、古家の解体費用も必要です。

不動産購入にかかる諸費用の目安として、新築物件では物件金額の3~7%が相場といわれています。不動産価格が高額になるほど諸費用と税金額も高くなります。基本的に住宅ローンを除いて、諸経費の支払いは現金のため、購入までに準備が必要です。不動産購入時はこれらの諸経費も含めて、どのように補填していくかシミュレーションが欠かせません。項目ごとに細かく算出して、初期費用で削れる項目がないか見直してみることも、満足いく家づくりの第一歩として有効です。

 

今回は、不動産購入時についてくる仲介手数料についてご紹介しました。仲介手数料は、不動産会社へ支払う仲介の成功報酬料金です。売主と買主の両方と契約(両手取引)している不動産会社であれば、買主側の手数料を割引・無料してくれる不動産会社も存在します。また、仲介手数料以外に必要になるお金として、さまざまな税金や手続き費が挙げられます。これらの費用も土地や建物の代金と同じように、不動産購入に必要なコストとして、シミュレーションを行うことは欠かせません。

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